独機墜落、遺体収容は難航の見通し 日本人2人搭乗か
(CNN) ドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの旅客機が24日午前(日本時間同日夜)、フランス南東部のアルプス山脈付近に墜落した事故は、乗客144人、乗員6人全員の生存が絶望視されている。当局者らは現場の地形や天候などから、遺体の収容作業は難航するとの見通しを示した。
日本のメディアは外務省の話として、搭乗者名簿に日本人とみられる2人の名前があったと伝えている。
地元当局高官によると、現場へ向かったヘリコプターが墜落機の残骸(ざんがい)を発見したものの、機体の損傷は激しく、断片は最大でも小型車ほどの大きさにすぎない。遺体は数百メートルの範囲に散乱している。
墜落現場周辺は雪深い渓谷で、現在は住む人もほとんどいない。天候は悪化に向かっているとされ、25日以降さらに降雪も予想される。同高官は、24日中に遺体が収容される見通しは立っていないと述べた。