独旅客機が仏南東部で墜落 生存絶望か
(CNN) スペイン・バルセロナからドイツ・デュッセルドルフに向かっていたドイツの格安航空会社ジャーマンウィングスの9525便が24日、フランス南東部のアルプス山脈付近に墜落した。同社によると、同機には乗客144人、乗員6人が乗っていた。
墜落したのはエアバスA320型機。フランスのバルス首相によると、墜落地点はアルプ・ド・オート・プロバンス県のディーニュ・レ・バン付近とみられる。同国のオランド大統領は、「事故の状況はまだ明らかではないが、生存者はいないとみられる」と述べた。
ドイツのメルケル首相は「フライトや墜落についてあまりわかっていない」として、現時点で事故原因は不明だと語った。フランス、スペイン両首脳と接触して、互いに協力することで一致したという。
スペインのラホイ首相は短文投稿サイト「ツイッター」で、危機対応チームを立ち上げ、フランスに閣僚を派遣すると発表。またスペイン国王フェリペ6世は、同機に「多くのスペイン人、ドイツ人、トルコ人が乗っていた」と述べた。
バルセロナ空港のウェブサイトによると、同機は同日午前10時1分に出発。ジャーマンウィングス幹部は、同10時53分ごろにフランスのレーダーが機影を捉えたのを最後に消息を絶ったと語った。
ジャーマンウィングスは独ルフトハンザ系列の格安航空会社。