「デンマークも核の標的」 ロシア大使の発言が物議

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NATOのミサイル防衛計画をめぐり、両国間で緊張が高まっている

NATOのミサイル防衛計画をめぐり、両国間で緊張が高まっている

(CNN) ロシアの駐デンマーク大使が新聞への寄稿で、もし北大西洋条約機構(NATO)のミサイル防衛計画にデンマークが参加すれば、「ロシアの核ミサイルの標的」になると警告した。この発言に対してデンマークは「容認できない」と反発している。

デンマークは昨年8月、フリゲート艦少なくとも1隻にレーダーを搭載し、NATOのミサイル防衛計画に貢献できるようにすると表明した。

ロシアのミハイル・ワーニン駐デンマーク大使は21日のデンマーク紙ユランズ・ポステンに掲載された寄稿の中で、デンマークはミサイル防衛計画に加わる結果がどうなるかを十分理解していないと主張。「もしそうなれば、デンマークの軍艦はロシアの核ミサイルの標的になる」と警告した。

デンマークのリデゴー外相は、この発言は容認できないとしたうえで、「NATOのミサイル防衛は防衛目的であって、彼ら(ロシア)を標的としていないことはロシアも十分分かっているはずだ」と指摘。「ただしこの件について過度に騒ぎ立てるつもりはない。現時点で多くの重要な問題について我々とロシアの意見は異なっているが、例えば北極圏においては協力関係にある。我々の間の姿勢がエスカレートしないことが重要だ」と強調した。

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