ISIS指導層、ラッカの民間人居住区に潜伏か 空爆避ける
米国はラッカ中心部にあるISIS本部や作戦司令部があるとみられる複数の建物を確認したが、近辺に民間人が居住しているため空爆に踏み切れていないという。この情報は米紙ニューヨーク・タイムズが最初に報じていた。
ラッカ近辺では最近、同国少数派のクルド人部隊が同市から北へ約56キロ離れた要衝を制圧し、ISISは戦術変更を強いられているとの見方もある。米軍率いる有志連合軍はこの戦況を踏まえ、衛星や航空機を使い、ラッカ市内の車列の移動などを監視している。
何らかの兆候を察知した場合、ミサイル搭載の無人機を出動させる可能性もある。