ローマ法王、内戦状態の中央アフリカを訪問
(CNN) アフリカを歴訪中のローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は29日、内戦状態にある中央アフリカに到着した。法王は難民キャンプを訪問したほか、同国のキリスト教やイスラム教の指導者とも会談する。
中央アフリカでは、多数派のキリスト教徒と少数派のイスラム教徒との間で対立が深まっている。2013年にキリスト教徒のボジゼ大統領がイスラム教徒主体の反政府勢力によって追放されると国内は混乱状態に陥った。ここ数カ月でもキリスト教徒とイスラム武装勢力との衝突で60人以上の死者が出ている。
フランシスコ法王は両宗教の指導者と会談し、今回のアフリカ歴訪の主要なテーマである和解と寛容の重要性を訴えると見られている。
ローマ法王は今回のアフリカ歴訪で、ケニアとウガンダを訪問していた。中央アフリカに滞在した後、バチカンに戻る予定。