人道支援装いテロ組織に武器供給、7人逮捕 スペイン
(CNN) スペイン警察は7日、人道支援を装ってシリアやイラクのテロ組織に武器などを送り込んでいたとして、東部バレンシアなど3カ所で計7人を逮捕した。
内務省の声明によると、東部のアリカンテとバレンシア、北アフリカにある飛び地領のセウタで対テロ捜索作戦が実施され、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」とシリアで活動する国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「ヌスラ戦線」に支援物資を供給していたグループのメンバー7人が逮捕された。
このグループは銃や爆弾材料のほか現金、電子機器、通信装置などを人道物資に見せかけて荷作りし、スペインの港からシリア、イラクへ送り続けていた。
また、このグループのリーダーはISISのメンバーと常時連絡を取り、戦闘員の結婚相手として女性たちをシリアへ送り込んでほしいとの依頼を何度も受けていたという。
CNNのテロ対策専門家によると、これまでに欧米から渡航して過激派に加わった女性は、志願者に同行した妻たちも含め約500人に上ると推定される。
逮捕された7人のうち、5人はシリア、ヨルダン、モロッコ系のスペイン人。残る2人はスペイン在住のシリア人とモロッコ人だった。
当局は2014年からこのグループの活動を追っていた。捜索作戦は逮捕者の自宅や物資の倉庫など計12カ所で行われた。
スペインでは昨年初め以降、テロ組織に関与した疑いで83人が逮捕されている。同国のシンクタンク、エルカノ王立研究所の専門家によると、11~15年に過激派の戦闘員としてシリアやイラクへ渡航したスペイン人や在住者は約125人に上った。