開発者向けにiOS9.3登場、夜間モードや教育関連機能も
サンフランシスコ(CNNMoney) 米アップルは11日、モバイル端末向けOSの新バージョン「iOS 9.3」の試用版を開発者向けに公開した。スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末の「iPad(アイパッド)」で夜になると画面の明るさを自動調整する「ナイトシフト」のモードが加わっている。
ナイトシフトはユーザーの位置情報を検出して夜になると自動的に有効になり、画面がブルーライトから暖色系に切り替わる。ブルーライトは夜間に浴びると体内のリズムが乱れ、睡眠障害につながるという研究結果が発表されていた。
iOS9.3では教育機能も追加され、児童や生徒が学校の授業で使う共用のiPadから自分の個人プロフィルにアクセスできるようになる。教員は管理者アカウントを使って生徒全員の情報を管理したり、授業内容や教科書などの管理ができる。
メモ帳アプリでは個々のメモについてパスワードを設定できる機能や新しい仕分け機能が加わっている。
iOS9.3は後日、一般向けに公開される予定。配信の時期についてアップルは明らかにしていない。