フィジーにサイクロンが直撃、死者17人に 空港は再開
ウィンストンはフィジーを通過して強い勢力を保ったまま公海上に抜け、23~24日にかけて勢力が弱まる見通し。
国連児童基金(ユニセフ)の広報は、「フィジー各地の小さな村は、最大規模のサイクロンに耐えられるだけのインフラが整っておらず、大きな被害が出ている可能性が大きい」と指摘。住民は家や作物をなくし、避難所や食料も不足している可能性があると懸念する。
災害対策当局によれば、全土で1200人以上が避難所に身を寄せているという。
国連人道問題調整室(OCHA)によれば、首都スバはサイクロンの直撃を免れたものの、病院が深刻な浸水被害に見舞われ、北西部の町では病院の屋根が吹き飛ばされる被害が出た。
各地で鉄砲水が発生しているほか、沿岸部では波が数百メートル内陸にまで押し寄せて浸水の被害が広がっている。