韓国大統領、友人に国家文書漏洩 辞任要求強まる
演説では「国民に懸念を生じさせたことにショックを受け、心をいためている」「(文書の共有は)念入りに(文書を)検討したいという純粋な気持ちからやった」と弁明した。
この問題は、CNN系列局JTBCの報道が発端となって発覚した。同局によると、崔氏が機密文書を受け取り、国政に介入していたことを示す証拠が同氏のコンピューターから大量に見つかったとされる。
地元メディアや野党各党は、崔氏が朴大統領との関係を不正に利用して、2つの財団に対し地方の大手複合企業に多額の資金を拠出させたとして非難している。
韓国の検察は27日、この事件のための特別捜査班を設置した。韓国の憲法では現職大統領の朴氏は刑事訴追を免れるが、反乱罪と反逆罪は例外扱いとなる。検察は迅速かつ徹底した捜査を行う方針。
世論調査機関が実施した調査で27日、朴大統領の支持率は過去最低の21.1%に急落した。朴大統領の任期は2018年初めまで。就任してからの3年間は、30~50%の支持率を保っていた。