中国、トランプ氏と台湾総統の電話会談に正式抗議
トランプ氏は2日夜、「台湾総統が私の大統領当選を祝って電話をくれた」とツイートし、電話をかけたのは蔡総統のほうだったと強調。さらに別のツイートで「米国は台湾に何十億もの武器を売っているのに、私がお祝いの電話を受けてはいけないというのは興味深い話だ」と皮肉った。
蔡総統は同日夜、公式ウェブサイトで電話会談についての声明を発表。約10分間にわたって「打ち解けた会話」を交わし、経済や国防、アジア地域の状況などについて意見を交換したと述べた。
トランプ氏の側近、ケリーアン・コンウェー氏はCNNとのインタビューで、トランプ氏は米国のこれまでの政策をよく承知していると強調した。
一方、上院外交委員会のメンバーを務める民主党のクリス・マーフィー議員はツイッターを通し、会談について「気まぐれの路線転換だ。戦争はこのようにして始まるのだ」と非難した。