トランプ氏、国防長官にマティス氏と明言 「狂犬」の異名
(CNN) ドナルド・トランプ次期米大統領は3日までに、オハイオ州シンシナティで行われた集会で、次期国防長官に退役海兵隊大将のジェームズ・マティス元中央軍司令官を起用する方針を明らかにした。
トランプ氏はこの中で、「『狂犬』ことマティス氏を我々の国防長官に指名するつもりだ」と発表。「同氏は(第2次世界大戦などで指揮を執った)ジョージ・パットン将軍に今の時代で最も近い人物だと言われている」と指摘した。
マティス氏は既に次期大統領補佐官(国家安全保障担当)への起用が発表されているマイケル・フリン退役陸軍中将、次期中央情報局(CIA)長官に指名されているマイク・ポンペオ下院議員と共に、トランプ政権の国家安全保障チームに加わる見通し。
マティス氏は「狂犬」の異名で知られる。2004年にイラク中部ファルージャで展開された激戦で海兵隊を指揮し、その統率力が称賛された。ただ、05年には米カリフォルニア州サンディエゴで米軍隊員に対し「ある人々を撃つのは楽しいものだ」と語り、物議を醸したこともある。