トランプ氏、国防長官にマティス氏と明言 「狂犬」の異名
またトランプ氏が米紙ニューヨーク・タイムズに明かしたところによれば、ニュージャージー州のゴルフ場で先月に行われた会談で「水責め」の尋問手法について質問したところ、マティス氏は「効果的だと思ったことは一度もない」「私ならタバコ1箱とビール数杯をもらえれば拷問するよりもうまく対応できるといつも考えてきた」と指摘したという。トランプ氏は水責めを復活させる方針に変更はないとしつつも、この返答に強い印象を受けたと述べていた。
米国では長年の規定で、軍人が退役後速やかに文官に就任することを禁じており、マティス氏の指名が承認されるためには連邦議会の免除措置が必要になる見通し。
上院軍事委員会・人事小委員会に名を連ねる民主党のキアステン・ジリブランド議員は1日夜、「軍隊の文民統制は米国の民主主義の基本原則だ」との声明を出し、こうした免除措置の承認に反対する意向を示した。
一方、下院情報委員会のアダム・シフ議員は先月30日、CNNに対し、文官就任の規制は障壁のようなものであって、マティス氏の就任を禁止するものではないとの見解を示した。