コロンビア墜落、チャーター機運航会社トップを拘束
(CNN) 南米ボリビアの当局は6日、コロンビア・メデジン近郊で起きたチャーター機の墜落で事故機を運航していた会社のトップを拘束した。ボリビアの国営メディアが報じた。
ボリビア政府が立ち上げた事故調査委員会のメンバーはメディアに対し、墜落機を運航していたラミア航空の統括責任者と従業員2人を拘束したと述べた。
先月28日に起きた墜落事故では70人以上が死亡。サッカーの国際大会決勝戦に臨むため搭乗していたブラジルのサッカークラブ、シャペコエンセの監督と選手らも犠牲になった。
ボリビア当局はラミアのオーナーや取締役を調査対象とし、サンタクルスにある同社オフィスでも家宅捜索を行った。今回拘束されたラミアの統括責任者の息子は、ボリビアの民間航空会社の登録を監督する部局でトップの役職に就いている。
調査委員会がCNNに明らかにしたところによれば、事故機の乗員の1人は墜落前に管制塔と交信し「機体の電気系統が完全に故障。燃料もない」と伝えていた。