仏大統領選決選投票、投票開始 ルペン氏とマクロン氏が対決
(CNN) フランス大統領選の決選投票が7日に始まった。投票は現地時間午前8時(日本時間午後3時)に始まり、投票は同日午後8時(日本時間8日午前3時)に締め切られる。
投票終了後まもなく結果が判明するとみられる。決選投票は、中道のエマニュエル・マクロン前経済相(39)と右翼のマリーヌ・ルペン氏(48)の対決となった。勝利した候補者は選挙戦などを通じ分断されたフランスのかじ取りを任されることになる。
フランスは高い失業率に苦しんでいるほか、景気は停滞し、安全保障に関する懸念もある。フランス政府は移民などの対応に苦慮している。
2週間前の1回目の投票には11人が出馬したが、伝統的な主要政党からの候補者はすべて敗れた。1回目の投票では、マクロン氏が約24%、ルペン氏が約21%の票を獲得した。
ルペン氏は1回目投票以降、従来の支持層以外からの票を得ようと取り組みを進めてきた。一方、マクロン氏は自身が1回目の投票で有権者からの支持を得られなかった政治エリートの一部ではないと有権者に訴えかけてきた。