2次大戦の不発弾発見、住民5万人が避難へ 独ハノーバー
(CNN) ドイツのハノーバー市は6日、同市のファーレンバルト地区で第2次世界大戦時の不発弾が見付かり、爆弾処理班による作業を進めるため関連地区の住民5万人以上が7日に自宅などから退避すると発表した。
不発弾と見られる2個が建設現場での事前作業で見付かった。また、同市当局者は、近くの3カ所で不発弾が同じく埋没している可能性があることが空中撮影の画像分析などで判明したとも述べた。
避難などを求められた住民数は同市の総人口の約1割となっている。避難は現地時間の7日午前9時から始まり、全ての住民が立ち退くまで数時間かかるとみられる。帰宅は8日まで許可されない見通し。
第2次世界大戦中の1943年、ハノーバー市は連合軍による大規模空爆の標的の1つとなっていた。特に同年10月8~9日の空爆では民家数十万棟が破壊される甚大な被害が出たとされる。