北朝鮮の新型ミサイル「成功」 専門家から疑問の声
過去3回の実験は「成功」と宣言されたが、今後も成功が続く保証はないと、ベネット氏は指摘する。北朝鮮が昨年実施した中距離弾道ミサイル「ムスダン」の実験は、失敗を5回繰り返してから1回だけ成功したものの、その後さらに2回失敗が続いた。
ベネット氏は、相次ぐミサイル実験が北朝鮮内部の動揺を示している可能性を指摘する。エリート層が政権への不満を募らせているといった状況も考えられる。
金委員長が中国からの批判にさえ耳を貸さずに実験を繰り返すのは、「内部に向けて何かを証明してみせなければならないからではないか」と、ベネット氏は話している。