ホームレス、パリの空港から4千万円盗み出す いまだ逃亡中
パリ(CNN) フランスの首都パリにあるシャルル・ドゴール空港で、ホームレスの男が施錠されていなかった部屋から30万ユーロ(約3990万円)を盗んで逃走した。地元裁判所の報道担当者によれば、現地時間の8日午後5時30分、ターミナル2階にある現金管理企業ルーミスの事務所から30万ユーロを盗み出したという。
監視カメラの映像には、50歳前後とみられている男が事務所近くのゴミ箱をあさる様子が映っている。男はこの後、事務所のドアに寄りかかり、ドアが開くと驚いた様子を見せているという。
監視カメラの映像はさらに、男がスーツケースを置き、事務所に入っていく場面をとらえている。男はこの数分後、紙幣が詰まった袋2つを持って現れ、自分のスーツケースを後に残し、空港から歩き去っていったという。
同報道担当者によれば、警察は男が空港付近で野宿しているのを日頃から目撃しており、男のことは認識していた。
男の行方は分かっておらず、いまだ逃亡中だという。