米軍、ソマリアで過激派指導者らを殺害と発表
ワシントン(CNN) 米アフリカ軍は25日、ソマリアでテロ攻撃の計画や実行にかかわっていた国際テロ組織アルカイダ系の過激派「シャバブ」の指導者ら2人を殺害したと発表した。
ソマリアの首都モガディシュから西へ約320キロ離れた街の近郊で22日に精密爆撃を実施し、1月にケニア南東部マンダベイの軍基地で起きたテロなどの責任者1人と、同じくシャバブの現役メンバーである妻を殺害したという。
マンダベイのテロでは米国人3人が死亡し、米アフリカ軍とケニア軍が反撃して犯行グループのメンバー5人を殺害していた。米軍の推計によると、テロにはシャバブの戦闘員数十人が参加していたとみられる。
アフリカ軍のタウンゼント司令官は声明で、マンダベイの犯行グループに対する追跡を続けると表明した。
シャバブはアルカイダ系の最大組織で、戦闘員は5000人前後。米本土を攻撃する能力はないとされるが、ソマリアや周辺国の米軍と同盟軍にとって大きな脅威と位置付けられている。