インド訪問のトランプ氏、歓迎行事に続き首脳会談
ニューデリー(CNN) トランプ米大統領は24日からインドを訪問している。一連の歓迎行事に続き、25日はモディ首相との会談に臨んだ。
インドに到着したトランプ氏は初日に西部グジャラート州での演説会で聴衆の歓声を浴び、世界遺産のタージマハルを訪問した。
25日は首都ニューデリーの大統領官邸に迎えられ、インド独立の父、ガンジーの慰霊碑に献花した。その後、同市内の迎賓館「ハイデラバードハウス」でモディ首相と会談。午後には滞在先のホテルで記者会見を開く。
米国とインドは貿易摩擦をめぐる報復措置の応酬を続けてきた。トランプ氏は24日、インドが米国製軍用ヘリコプターなどを購入する30億ドル規模の計画を発表する一方、通商協定の締結に向けた交渉はまだ初期段階との認識を示した。
トランプ氏は同時に、テロ対策での協力態勢にも言及した。両首脳はイスラム過激派に対する強硬姿勢で共通の路線を取っている。
トランプ氏がインド入りする数時間前には、モディ政権下で新たに成立した市民権法をめぐり、イスラム教徒の排除につながると抗議する反対派と、政権支持派との間で衝突が起きた。