英、マスク着用義務化を施行 インフル予防接種の拡大も
ロンドン(CNN) 英イングランドで24日から小売店内などでのマスク着用が義務化された。英保健当局はさらに、新型コロナウイルス感染拡大の第2波とインフルエンザの流行が重なる事態を防ぐため、インフルの予防接種体制を強化する計画を発表した。
マスク着用を義務化する方針は14日に発表されていた。持ち帰りの料理を買う客にも着用が義務付けられる。ただし10歳以下の子どもや健康上の理由がある人は対象外。警察が取り締まりにあたり、違反者には最大100ポンド(約1万3000円)の罰金が科される。
欧州ではすでにドイツやスペイン、イタリア、ギリシャ、英国内でもスコットランドはマスク着用を義務付けていた。
インフル予防接種については、英保健当局が24日の声明で、冬に向けて緊急医療現場への負担を軽減する必要があると説明。接種対象を昨年より数百万人拡大し、3000万人規模とする計画を明らかにした。
ハンコック保健相は、インフルのワクチンとしては「史上最大規模」の接種体制になると述べた。
マスクを着用して医療センターを訪問したジョンソン首相/Jeremy Selwyn/WPA Pool/Getty Images
ジョンソン首相は同日、ワクチン反対派を「頭がおかしい」と批判し、国民に接種を受けるよう呼び掛けた。