英女王夫妻がワクチン接種へ、カメラの前では否定
(CNN) 英国のラーブ外相は10日までに、エリザベス女王(94)と夫のフィリップ殿下(99)に対する新型コロナウイルスのワクチン接種について普通の家族同様、段階的な方法に沿って実施されるとしながらもカメラの前で公に披露する可能性は少ないとの見方を示した。
米NBCテレビの取材に述べた。外相は英国のワクチン投与計画を統括する指導者の1人。
英国では8日、米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックが開発し、英国政府が承認したワクチンの接種が始まった。女王夫妻は高齢なため新型コロナの感染にかかりやすい懸念があり、投与を最初に受けるグループの中に含まれている。
CNNは先週、米国のオバマ前大統領とブッシュ(子)、クリントン両元大統領は米食品医薬品局(FDA)がワクチン使用を承認した場合、その安全性を米国民に訴えるためカメラの前で接種を受けることを申し出たと報じていた。