コロナ死者の遺族に見舞金、7万5千円 デリー首都圏政府
(CNN) 新型コロナウイルスの新たな爆発的な感染拡大に直面するインドのデリー首都圏政府は22日までに、新型コロナで家族を失った家庭に見舞金として犠牲者1人につき5万ルピー(約7万5000円)を支給する施策を発表した。
首都圏政府のケジリワル首相がオンライン上の記者会見で述べた。一家の生活を支える稼ぎ手が亡くなった場合は、見舞金に加え月間2500ルピーの年金を付与するともした。
「年金は夫が死去すれば妻に、妻が死去すれば夫に提供する。未婚の住民が亡くなれば両親に提供する」と説明。父母が新型コロナで死去した子どもには25歳になるまで毎月この年金を与えるともし、親の1人が既に死亡し、残りの親が新型コロナの犠牲者となった子どもも同様の処遇を受けると語った。
これら子どもの教育費は無料にするとも付け加えた。
一方、首都圏政府の保健省のデータによると、域内の1日の新規感染者数は今月7日以降、減少の傾向を見せている。同日の感染者数は1万9832人だったが、17日には4524人に落ち込んでいた。