駐米ロシア大使が帰任、米ロ首脳会談受け
(CNN) ロシアのアントノフ駐米大使が米首都ワシントンに戻ったことがわかった。ロシア大使館が20日、ツイッターを通じて明らかにした。アントノフ大使は約3カ月前、米ロ関係の悪化を受けてロシアに戻り、約3カ月間モスクワに滞在していた。
米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領は先ごろスイスで行われた首脳会談で両国大使の帰任で合意していた。
米国務省のプライス報道官は21日、米国のサリバン駐ロシア大使が週内にもモスクワへ戻るとの見通しを示した。
プライス報道官は、米政権がアントノフ大使帰任の報道を歓迎していると述べた。
アントノフ大使は帰任前、ロシアメディアに対して、「楽観的な気分」と述べていた。
アントノフ大使は約3カ月前、バイデン大統領がプーチン大統領を「殺人者」と形容したことを受けてワシントンを離れていた。サリバン大使は約2カ月前、ワシントンで協議を行うとして、モスクワを離れていた。