カブールの街から消えた女性の姿、タリバーン支配におびえる市民
「私の未来や私の娘たちのことを思い、もし私が殺されたらこの子たちはどうなるのかと考える」。ある女性はCNNにそう打ち明けた。
この女性は多数の国際非政府組織(NGO)で働いた経験があり、ここ数日はそうした団体に必死に助けを求めたが、どこからも返事はないという。
「10年以上も国際(団体)で働いた経験があるのに、どこも私を助けてくれなかった」と女性は肩を落とした。
カブール市中心部にある衣料品店ではここ数日で、ブルカが飛ぶように売れているという。
ブルカは頭部からつま先まで全身を覆い、目の部分だけメッシュが入った装束で、タリバーンがアフガニスタンを支配していた1990年代は、女性に対して着用が義務付けられていた。