ハイチで誘拐された米宣教師らの一行、2人解放と発表

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誘拐された宣教師らが所属する米キリスト教支援団体の看板=ハイチ/Matias Delacroix/AP

誘拐された宣教師らが所属する米キリスト教支援団体の看板=ハイチ/Matias Delacroix/AP

(CNN) カリブ海の島国ハイチで米国人宣教師らの一行17人が誘拐された事件で、宣教師らが所属する米キリスト教支援団体は21日、2人が無事に解放されたことが分かったと発表した。

同団体は、解放された2人が心身ともに元気で、必要な支援を受けていることは報告できると述べる一方、今も拘束されている15人を気遣った。

米国人16人とカナダ人1人の一行は先月16日、ハイチの首都ポルトープランス付近でギャング団「400マオゾ」に誘拐された。全員がアーミッシュ、メノナイトなど保守的なキリスト教アナバプテスト派の信者で、乳児から10代までの子ども5人が含まれている。

CNNは2人の解放についてハイチの警察や閣僚ら、米国務省などに確認を求めたが、回答は得られていない。

ハイチのキテル司法相によると、犯行グループは人質1人につき100万ドル(約1億1000万円)の身代金を要求していた。所属団体や米国とハイチの当局は交渉の経緯をほとんど公表していない。

ハイチでは身代金を目的とした無差別の誘拐事件が多発してきた。特に7月のモイーズ大統領暗殺以来、政情不安を背景に誘拐などの犯罪が急増している。

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