離陸直前の旅客機、滑走路それ炎上 乗客40人以上負傷 中国
(CNN) 中国南西部・重慶市の空港で12日午前、離陸しようとしたチベット航空の旅客機が滑走路をそれて炎上する事故があった。
チベット航空の発表によると、乗客113人と乗員9人は全員が無事に脱出した。重慶江北国際空港によれば、乗客40人以上が軽傷を負って病院に運ばれた。
中国民用航空局(CAAC)は、避難する際に36人が打撲や捻挫などのけがを負ったとしている。
CAACが乗員の話として伝えたところによると、同機は離陸の際に異常が発生し、手順に従って離陸を中止。滑走路をそれた後にエンジンが地面に接触して出火した。火災は消し止められた。
同機はチベット自治区の林芝に向かう予定だった。中国のSNSに投稿された写真や動画には、機体の前部から炎と黒煙が噴出し、乗客たちが走って逃げる様子が映っている。