習氏とプーチン氏、来週対面会談へ ロシア大使が国営メディアに発言
香港(CNN) ロシアのデニソフ駐中国大使は7日、記者団に対し、プーチン大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席が来週ウズベキスタンで開かれる上海協力機構(SCO)首脳会議の場で会談すると明らかにした。国営タス通信が報じた。
ロシアのウクライナ侵攻開始以来、プーチン氏と習氏が対面で会談するのは初めて。両氏は緊密な関係を築いている。
習氏にとって外遊は新型コロナウイルス禍の初期以来となる。中国は「ゼロコロナ政策」と呼ばれる厳しい感染対策を取っており、高官の外遊は大きく制限されている。
7日には中国ナンバー3の栗戦書(リーチャンシュー)党政治局常務委員が東方経済フォーラムに出席するため、ロシア極東ウラジオストクを訪問。コロナ禍以降に中国を離れた最高位の高官となった。
タス通信によると、栗氏は7日にプーチン氏と会談する。
習氏とプーチン氏の首脳会談が予定されていること、習氏の久々の外遊の目的地に今回の場所が選ばれたことは、ロシアのウクライナ侵攻に国際的な反発の声が上がる中での中ロ関係の重要性を示している。