ジョンソン元英首相、ウクライナを訪問 ゼレンスキー大統領と会談
(CNN) 英国のジョンソン元首相は22日、ウクライナを訪問し、キーウ州の軍政トップのオレクシー・クレバ氏とともに、多数の遺体が発見されたブチャやボロジャンカを視察した。22日はウクライナの「統一記念日」にあたる。
ジョンソン氏はボロジャンカの視察中、メモを取る姿が目撃された。ボロジャンカはロシアによるウクライナ侵攻が始まった初期に1カ月にわたって占領されていた。ジョンソン氏が避難した住民がどのくらい戻ったのか質問すると、クレバ氏は町の人口は戦争前の約60%に戻ったと答えた。
ジョンソン氏はブチャでの虐殺に関連した展示会を訪れ、花を手向けた。
ジョンソン氏は首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、支援の継続を約束したほか、どのようにウクライナを支援できるか尋ねた。
ジョンソン氏はゼレンスキー氏に対して、ブチャとボロジャンカを訪問したことを伝え、目撃したものについて「ぞっとする」と表現した。
ゼレンスキー氏はジョンソン氏の支援に謝意を示し、SNSへの投稿でもジョンソン氏を「ウクライナの真の友人」と呼んだ。ジョンソン氏は首相在任中も複数回、ウクライナを訪問していた。
統一記念日はウクライナ人民共和国と西ウクライナ人民共和国の統一を記念する日で、1919年1月22日に統一の署名が行われた。