トーンダウンした戦勝記念パレード 戦車1台のみ、上空飛行は中止に

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軍事パレードを見物する人々=9日、ロシア首都モスクワ/Kirill Kudryavtsev/AFP/Getty Images

軍事パレードを見物する人々=9日、ロシア首都モスクワ/Kirill Kudryavtsev/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアは伝統的に、軍事力を誇示する場として第2次世界大戦の戦勝記念パレードを利用してきた。過去のパレードでは、多数の戦車が赤の広場を走行し、ジェット機やヘリが上空を飛行する光景が展開されていた。

だが、今年のパレードは控えめだった。

今年、機械化部隊を率いた戦車は1台のみ。第2次世界大戦中に配備されたソ連時代の戦車「T34」だ。

昨年のパレードでは、より近代的な戦車である「T90」や「T14」がT34に随伴していたが、9日の式典にはどちらのモデルも姿を見せず、多目的戦闘車「ティーグル」の車列がT34に随伴した。

「ティーグルM」や「VPKウラル」といった装甲車も登場したが、目玉となったのは最新鋭の防空システム「S400」や、ロシアの核戦力を構成する大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」だった。

天気予報ではモスクワ上空は晴れ模様になると予想されていたが、赤の広場で行われる通常の上空飛行は中止に。説明は無かった。

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