イスラエル軍がジェニン急襲 パレスチナ人5人死亡、91人負傷
エルサレム(CNN) イスラエルの部隊が19日、ヨルダン川西岸の占領地ジェニンを急襲し、大規模な銃撃戦に発展した。この戦闘でパレスチナ人5人が死亡、90人以上が負傷した。
パレスチナ保健省によると、死亡した5人のうち2人は10代、3人は20代だった。負傷者は少なくとも91人に上り、うち23人が重体や重傷となっている。パレスチナ人の少女1人も頭部を負傷して重体となった。イスラエル国防軍(IDF)によれば、イスラエル側は8人が負傷したが、その後脱出に成功した。
IDFによると、イスラエル空軍の攻撃ヘリコプターは上空から射撃を行ってジェニンを脱出する兵士らを援護した。
侵攻が始まったとパレスチナ側が伝えた約11時間後、IDFの報道官はCNNの取材に対し、イスラエルの部隊と車両がジェニンを出たと語った。
イスラエル軍のラジオ放送によると、イスラエルのヘリコプターが負傷者を避難させながら射撃を行ったのは、第2次インティファーダ以来、初めてだった。パレスチナ人が蜂起した第2次インティファーダは2005年に終結した。