ダム決壊前後のカホウカ貯水池の水量、衛星写真の対比で鮮明に

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6月5日時点のカホウカ・ダム周辺を捉えた衛星画像/Copernicus Sentinel-2

6月5日時点のカホウカ・ダム周辺を捉えた衛星画像/Copernicus Sentinel-2

(CNN) ウクライナ南部ヘルソン州のカホウカ・ダムの決壊後、カホウカ貯水池や周辺地域の水量が大幅に消失した様子がわかる衛星写真がこのほど公開された。

欧州宇宙機関が運用する地球観測衛星「コペルニクス・センチネル2」が、決壊前の今月5日と決壊後の同月20日に同一の上空から撮影したもので、対比した場合、水量が一気に減った事態が明白となっていた。決壊の発生は同月6日だった。

ウクライナのクリメンコ内相によると、決壊に伴う洪水発生で亡くなった住民らは同国の支配地だけで少なくとも21人で、負傷者は28人。

ウクライナのイエルマーク大統領府長官によると、油の汚染物資の少なくとも150トンがドニプロ川上に浮流する環境災害も発生。

多くの魚類やイルカの死体もブルガリアやトルコの黒海海岸部で見つかり、国連は先に洪水で流された地雷が黒海沿いの海岸に漂着する危険性も警告していた。

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