プーチン大統領、「ウクライナは攻撃力を使い果たしていない」
(CNN) ロシアのプーチン大統領は22日、首都モスクワで開かれた安全保障会議で、ウクライナは「潜在的な攻撃力」を使い果たしていないと繰り返し述べ、「まだ投入していない多くの戦略的予備兵がいる」と警戒感を示した。
ウクライナ軍の劣勢を主張してきたにもかかわらず、ロシア軍は「戦闘作戦を練る」際に「現実を受け入れて進める」必要があるとプーチン氏は述べた。
さらに、ウクライナを支援する西側諸国は「ウクライナ兵が最後の1人になるまでロシアと戦うことを決めた」ことが明らかになった、とも主張した。
プーチン氏は記者団に、ウクライナ軍による積極的な攻撃はまだ行われておらず、戦闘は「一種の小康状態」だと語った。
CNNは、ウクライナ軍の損失や作戦の展開についてのプーチン氏の主張を独自に検証することはできない。
プーチン氏はまた「敵にはどこから、どのように投入しようかと考えている予備兵がいる」とも述べた。
一方、ウクライナは同日、ロシア軍が南部のザポリージャ州とヘルソン州の方面で守勢に回っており、ウクライナ軍は前進していると主張した。