ロシア、ダム決壊後の支援で占領地への進入拒絶 国連が非難
(CNN) ウクライナ南部ヘルソン州のカホウカ・ダムの決壊による大規模な洪水被害で国連は22日までに、ロシアが占領する被災地での人道支援の提供が拒否されているとして同国を非難する声明を発表した。
国連人道問題調整事務所(OCHA)のウクライナ人道支援調整官デニス・ブラウン氏は声明で、国連は同ダムの壊滅的な破壊の影響を受けた住民全員への効果的な人道支援の実現を図るため両国政府に接触してきたと主張。
「ロシアは支援を届けるための占領地への進入の要請をこれまで拒絶している」と明かした。
国連はロシア当局に対し国際人道法上の責務に従った対応を求め、ロシアが実効支配する被災地を支援するために必要な立ち入りを要求し続けるとも主張した。