オデーサの中国領事館、ロシアの夜間攻撃で軽微な被害 ウクライナ南部
(CNN) ウクライナ南部オデーサに対するロシアの夜間攻撃の衝撃波は現地の中国領事館に達し、建物に軽微な被害が出た模様だ。
中国外務省の報道官は20日、記者の質問に答え、「爆風で壁の表面と窓ガラスの一部が落下した」と明らかにした。
現地のCNN記者によれば、夜間にあった攻撃のうち1回は領事館の非常に近くで発生したという。
中国外務省は「領事館の職員は早くから避難しており、けが人は出なかった」と説明。「中国は情勢を注視し、引き続き関係者と連絡を取っている。ウクライナ国内の中国の機関や中国人の安全を保つため、あらゆる必要な措置を取る」と述べた。
オデーサ州軍政当局がSNSテレグラムに掲載した写真には、建物の窓のうち少なくとも1枚が爆風で割れた様子が写っているように見える。
これについてオデーサ州のキペル知事は、「敵が何も顧慮していないことの証しだ」としている。
中国はロシアよるウクライナ侵攻を非難することを拒んでおり、外交面や経済面で支援を提供している。