ギリシャで大雨による洪水被害、死者も
ボロス周辺などの道路が通行止めとなり、同市内の病院では建物の一部が浸水した。
低気圧は同国を南西方向へゆっくりと通過。低気圧の中心は地中海に抜けつつあるが、東向きの沿岸部などで6日にかけて大雨や雷雨の警報が出ている。
鉄砲水によりがれきなどが散乱した通り=5日、ギリシャ・ボロス/Anastasia Karekla/Eurokinissi/Reuters
地中海の表面温度は27~30度まで上昇しているため、低気圧は海上を通過しながら、1~2日のうちに熱帯低気圧やハリケーンに似た「メディケーン」に発達する恐れがある。
ギリシャは今年の夏、猛烈な暑さに襲われ、各地で大規模な山火事が発生した。山火事はこの1週間でようやく収まったところだった。