カナダ首相、ロシアの「違法な戦争」に対する行動を呼び掛け
(CNN) カナダのトルドー首相は20日、ロシアによるウクライナ侵攻に対して行動を起こすよう呼び掛けた。
トルドー氏は国連安全保障理事会の会合で、「今何が起きているのか、100%明確にする必要がある。安保理の常任理事国であるロシアが違法な戦争を開始し、今も続けている」と述べた。
トルドー氏は、ロシアが安保理で拒否権を行使し、ウクライナでの戦争と国連の原則の侵害を助長していると指摘した。
ウクライナのゼレンスキー大統領も同様の見方を示し、ロシアによる拒否権が戦争を止めることを不可能にしているとして、ロシアから拒否権をはく奪するよう求めた。
例えば、ロシアは2022年9月、ロシアによるウクライナ領の占領を非難して、ウクライナからの撤退を求める決議案に拒否権を行使した。
ロシアは自国の拒否権を擁護している。ロシアは、英国、フランス、米国、中国と並び拒否権を持つ安保理の常任理事国のひとつ。