ロシア、国連人権理事会への復帰に意欲
(CNN) ロシアが昨年離脱した国連人権理事会への復帰に意欲を示していることが分かった。
ロシアは昨年、ウクライナ侵攻をめぐって同理事会を離脱したが、来月10日に投票が予定される2024~26年の理事国選挙に名乗りを上げている。
国連によると、理事国は公平な地理的配分に基づいて選出されるが、現在東欧の2議席が空席となっている。東欧からはロシアのほか、アルバニアとブルガリアが立候補を表明している。
CNNが入手したロシアの意見書には「人権理事会を、特定の国家群が自分たちに従わない政府を罰するという政治的意志の道具にする傾向が強まっている。これを阻止することが重要だと確信する」と書かれている。
国連人権理事会は今週、ウクライナでロシア軍による戦争犯罪が続いていると改めて非難。具体的には爆発性兵器による不法な攻撃、民間人への攻撃や拷問、性暴力、エネルギー施設への攻撃を挙げた。
ロシアは戦争犯罪を否定してきたが、ウクライナのCNN取材班は同国内の各地で残虐行為の証拠を直接目にしている。