ハマス海軍部門の指揮官を殺害 イスラエル主張
(CNN) イスラエル国防軍(IDF)は、パレスチナ自治区ガザ地区南部の最大都市ハンユニスで23日に実施した空爆で、ハマス海軍部門の指揮官を殺害したと明らかにした。
IDFの声明によると、死亡したのはハマス海軍部門の幹部アマル・アブ・ジャララ氏。IDFが阻止した複数の海上からのテロ攻撃を指揮していたとされる。
ハマス海軍部門の別の要員も今回の空爆で死亡したという。
イスラエルはハマス軍事部門の工作員の排除で一定の成果を上げているとの認識で、今週にはIDF高官が記者団とのやり取りでこの点について言及していた。
この高官によると、イスラエルの分析では、ハマス軍事部門を構成する24個大隊のうち10個大隊は10月7日以降、イスラエルの攻撃で「著しい損害」を被ったとみられる。
ガザ地区北部では指揮官4人以上を失った大隊もあるという。
これが大きな要因となり、ハマス軍事部門の指導者が反撃命令を出すのは困難になっている。作戦を指揮する要員がいなくなりつつあるためだという。
この高官は、戦争中に指揮官を交代するのは不可能との見方も示した。