イスラエルとハマス、ガザ北部で小規模な交戦 休戦合意に違反
(CNN) イスラエル軍とイスラム組織ハマスは28日、パレスチナ自治区ガザ地区の北部で衝突した。衝突は小規模だったが、現在延長されている戦闘休止の合意に反する。
イスラエル軍によると、三つの爆発装置が同軍の部隊が展開する付近2カ所で爆発した。うち1カ所では「テロリストが部隊に向けて発砲し、部隊は応戦した」という。また、「この衝突で多くの兵士が軽傷を負った」と明らかにした。
一方、ハマスはSNS「テレグラム」に声明を出し、「一時休戦の合意に明らかに違反している」とイスラエルを非難。衝突は「現場での小競り合い」で、「戦闘員が対処した」と述べた。
ハマスは「敵が守る限り、我々も休戦合意を守る」とした上で、仲介国に対して全面的な休戦の全ての条件の履行でイスラエルに圧力をかけるよう求めた。
イスラエルとハマスのガザ地区での戦闘の休止の合意は27日に2日間延長された。イスラエルのネタニヤフ首相の上級顧問を務めるマーク・レゲブ氏によると、休戦合意の下でイスラエルはパレスチナ人の受刑者と拘束者を釈放し、ハマスは毎日10人の人質を解放することになっている。