「NATO戦闘部隊のウクライナ派遣はなし」 独首相ら

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2022年2月25日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け開かれたNATO会合の様子/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

2022年2月25日、ロシアによるウクライナ侵攻を受け開かれたNATO会合の様子/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)の当局者は27日、NATOがロシアと戦っているウクライナに地上戦闘部隊を送る計画はないとCNNに明らかにした。ドイツのショルツ首相も部隊のウクライナへの派遣を明確に否定した。

この件に関しては、フランスのマクロン大統領が前日に、欧米の部隊をウクライナに派遣する可能性は「排除できない」と述べていた。

NATOの当局者は「NATOと加盟国はウクライナに前例のない軍事支援を行っている。2014年から支援しているが、ロシアの全面侵攻を受けて強化した」と指摘。その上で「だがウクライナにNATOの戦闘部隊を送る計画はない」と明言した。

この当局者は「国際法に従って、ウクライナにはロシアの侵略から自国を守る権利があり、我々にはウクライナを支援する権利がある。これはNATOが現在行っていることであり、今後も継続する」と述べた。

一方、ショルツ氏は欧州首脳らによるフランス・パリでの会合について「当初から合意されていたことが将来にも適用されるという事実について協議した。つまり、欧州各国やNATO加盟国がウクライナに部隊や兵士を送ることはないということだ」と述べた。

ショルツ氏はまた「このことを再確認し続けることが重要だ」「この問題について意見は一致した」などと述べ、ウクライナに今後部隊を派遣する可能性を否定した。

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