ダックスフントに危機?、「骨格異常」の犬の育種を禁じる法案 ドイツ
フランスの皇帝ナポレオンは複数のダックスフントを所有していた。ドイツ最後の皇帝ビルヘルム2世は、自分が飼っていたダックスフントのために墓石を建立したことで知られる。
画家のピカソも有名なデッサン「犬」の着想源になったダックスフント「ランプ」と写真に収まっている。
ベルリンの愛犬家団体の会長を務める女性は27日、CNNの取材に対し、「ソーセージドッグ(ダックスフント)はドイツの文化遺産の一部」「単に短足の小型犬だからといって近親交配になるわけではない」と説明。そのうえで「新たな法案は行き過ぎている。育種全体に反対する狙いがある」と述べた。
独ベルリン近郊在住のブリーダーは、ドイツの新法案は「とんでもない」と話す/Courtesy Kerstin Schwartz
VDHは今回の法改定について、何が遺伝子異常に当たるのかを判断する上で解釈の余地がありすぎると主張し、「私たちのお気に入りの犬」を救う取り組みに着手。27日の時点で1万5000件あまりの署名が集まっている。