イスラエル軍、新たに人質1人の遺体収容
(CNN) イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザ地区から人質1人の遺体を収容したと発表した。
17日には人質3人の遺体収容を発表していた。
イスラエル軍のハガリ報道官が記者会見で語ったところによると、新たに収容されたのは、昨年10月7日にガザ境界付近のメファルシムで、イスラム組織ハマスの急襲により殺害されたロン・ベンジャミンさんの遺体。
ハマスの急襲では約240人が人質になった。11月の戦闘休止合意で100人あまりが解放されたが、イスラエル軍によると現在も132人がガザへ連れ去られたままで、このうち40人はすでに死亡したとみられる。
残された人質の解放をめぐっては、イスラエルとハマスの交渉が長引いている。ハマス側は先日、エジプトの首都カイロでの交渉が合意のないまま終わった後、イスラエル側が仲介国の休戦案を拒否したことで人質交渉が振り出しに戻ったとの認識を示した。
ハマスはまた、イスラエルのネタニヤフ首相が交渉をガザ南部ラファへの攻撃の口実に使い、合意成立を妨げていると非難した。