イスラエル、国連の調査報告を非難 「組織的な反イスラエル差別」

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イスラエル軍の攻撃により負傷したパレスチナ人の少年=5月7日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ/AFP/Getty Images

イスラエル軍の攻撃により負傷したパレスチナ人の少年=5月7日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファ/AFP/Getty Images

(CNN) 国連が発表したパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘に関する調査報告をめぐり、イスラエルは、「組織的な反イスラエル差別」であり、イスラム組織ハマスによる昨年10月の攻撃を「正当化しようとしている」と非難した。

国連は12日、攻撃のあった昨年10月7日から年末までの出来事について調査を行い、イスラエルとハマスの双方が戦争犯罪と重大な国際法違反に関与したとの見解を示した。

報告書は、イスラエルとハマスの双方が性的暴力や拷問、意図的な民間人への攻撃を行ったと批判している。イスラエルが関与したとされる戦争犯罪には、飢餓や恣意(しい)的な拘束、何万人もの子どもたちの殺傷も含まれる。

イスラエルの国連代表部は、今回の報告書について、ハマスによる攻撃を「パレスチナの物語というレンズを通して」文脈付けし、代わりにハマスの攻撃から自国民を守らなかったとされるイスラエルを非難していると指摘した。

イスラエルはさらに、報告書は性的暴力に関して、イスラエル軍とハマスのテロリストとの間に誤った同等性を導き出そうとする不快な試みだとも批判した。

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