レバノンからロケット弾200発 イスラエル軍が発表
(CNN) イスラエル軍は12日、同国北部にレバノン領内から約200発のロケット弾が発射されたと発表した。
軍によると、負傷者は報告されていない。国境付近の町には警報が鳴り響いた。
レバノンの親イラン組織ヒズボラが、パレスチナ自治区ガザ地区への支援と、イスラエル軍がレバノン南部の村ジョワイヤを攻撃したことに対する報復として、ロケット弾攻撃を仕掛けたことを認めた。ジョワイヤへの攻撃では、ヒズボラの上級司令官1人と戦闘員3人が死亡したとされる。
イスラエル軍はこれに対抗し、レバノン南部でロケット弾発射機と、12日午前にイスラエル領内への飛翔体が発射された民兵施設を空爆したと発表した。
イスラエルとレバノンの国境では最近、緊張がますます高まっている。イスラエルは先週、ヒズボラとの間で昨年10月からほぼ毎日続いてきた越境攻撃が激化しているとして、「強烈な行動」を取る構えを示した。
ヒズボラの規模は大きく、戦闘員と予備部隊が計10万人以上、所有するロケット弾は15万発以上とされる。全面戦争となれば、イスラエル軍が圧倒される可能性もある。