インド機に偽の爆破予告相次ぐ 緊急着陸や戦闘機発進も

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カナダ北極圏のイカルイトに駐機するエア・インディアの航空機/CBC/Reuters

カナダ北極圏のイカルイトに駐機するエア・インディアの航空機/CBC/Reuters

(CNN) インドの航空各社に14日以降、偽の爆破予告が相次いでいる。15日には米国行きの便がカナダに緊急着陸し、シンガポール行きの便に対する爆破予告を受けて同国の戦闘機が緊急発進した。

インドを代表する大手エア・インディアの声明によると、爆破予告はすべて虚偽と判明している。

カナダ警察によると、15日にインドの首都ニューデリーから米シカゴへ向かっていたエア・インディア機が、カナダ北極圏のイカルイトに緊急着陸した。

エア・インディアは、同機への脅迫文がインターネット上に投稿されたため、予防的措置として緊急着陸したと説明した。

一方、シンガポールのウン・エンヘン国防相によると、インドの格安航空会社(LCC)エア・インディア・エクスプレスに15日、インド南部マドゥライ発、シンガポール・チャンギ空港行きの便の機内に爆弾を仕掛けたとのメールが送られた。

これを受けてシンガポール空軍の戦闘機2機が緊急発進し、着陸前の同機を人口密集地から離れたルートに誘導。同国はさらに防空システムを起動して爆弾処理班を出動させた。警察が捜査を続けているという。

14日にはインド西部ムンバイ発、米ニューヨーク行きのエア・インディア機が偽の爆破予告でニューデリーに緊急着陸していた。

インドのLCCインディゴは、ムンバイからオマーンとサウジアラビアへ向かう2機が爆破予告で大きく遅れたと発表した。

LCCのスパイスジェットでも15日、北部ダルバンガ発ムンバイ行きの国内便が爆破予告を受けたが無事に到着し、その後安全が確認された。

インドのCNN提携局は、民間航空省(MOCA)が16日に会合を開き、対応を協議すると伝えた。

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