コールドプレイ、インド公演のチケット高騰 165万円で転売も

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ラスベガスでの音楽フェスティバルで演奏するコールドプレイのクリス・マーティン/Bryan Steffy/Getty Images

ラスベガスでの音楽フェスティバルで演奏するコールドプレイのクリス・マーティン/Bryan Steffy/Getty Images

ニューデリー(CNN) 英国の人気ロックバンド、コールドプレイがインド西部ムンバイで来年1月に開催するチケットが発売と同時に売り切れ、1枚96万ルピー(約165万円)で転売されるケースも出て物議を醸している。

ムンバイでの公演は、各地で人気を呼んでいる世界ツアーの一環。コールドプレイのインド公演は2016年以来、約9年ぶりとなる。

チケットは、公式の販売サイトが現地時間の9月22日正午から、2500~3万5000ルピー(約4300~6万円)で発売する予定だったが、アクセスが集中してサービスが一時的に停止。復旧してから数分でチケットは売り切れ、転売サイトに高額で出品された。

世界銀行が発表しているインドの1人当たり国内総生産(GDP)が2500ドル(約36万円)にとどまることを考えると、高騰ぶりはさらに際立つ。

発売時に購入を試みたというムンバイ市内の弁護士は、販売サイトが意図的に転売業者などにチケットを買わせたと警察に通報した。

同弁護士は「チケットを入手できた知り合いは一人もいない」と語り、自動プログラムによる大量購入などを通した転売行為からファンを守る対策が必要だと主張した。

販売サイトの最高経営責任者(CEO)は30日、チケットの闇取引をめぐって警察の事情聴取を受けた。一方、同サイトはX(旧ツイッター)への投稿で、コールドプレイのチケット転売には関与していないと主張。ほかのサイトで偽チケットが売られていると、警察に訴えたことを明らかにし、捜査に協力する構えを示した。

ファンからは「転売チケットが高すぎるので、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビでの公演に行くほうが安いと判断した」という声も上がった。

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