ロシア、ウクライナ南部で故意に民間人をドローン攻撃 住民証言
「私たちを狙う狩猟隊のようだ」
民間インフラや直接戦闘に参加していない民間人を故意に攻撃することは、国際法の下では戦争犯罪とみなされるが、ロシアは一貫してこれを否定している。
ヘルソン市街地では21日、ロシアのドローンが救急車を攻撃し、救急隊員2人が負傷した。救急車がドローン攻撃を受けたのはここ数週間で2度目だった。同地域の軍当局によると、49歳の女性と60歳の救急車運転手が重傷を負った。
ロシアによる攻撃で被害を受けた教育施設=7日、ウクライナ南部ヘルソン/Kherson Regional Military Administration/Anadolu/Getty Images
アントニフカ在住のナタリアさん(46)は「ここ数カ月、家から出られていない」と話す。ナタリアさんもヤコブレワさんと同じ人道支援シェルターへの攻撃で負傷した。
「私たちはここの占領を生き延びた。洪水も生き延びた。それでもこのドローン攻撃は耐えられない」「(ドローン攻撃は)私たちを狙う狩猟隊のようだ」(ナタリアさん)