ロシア、ウクライナ南部で故意に民間人をドローン攻撃 住民証言
対処は困難
ドローンはその攻撃の頻度と機体の小ささでウクライナ軍による阻止を困難にしている。また、ドローンは高速で移動するため、標的とされた民間人が逃げるのはほぼ不可能だ。
米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は、今年7月中旬ごろにヘルソン地域へのドローン攻撃が著しく増加したことを発見した。これは7月初めにウクライナ軍がロシア占領下にあるドニプロ川東岸のクリンキー村の陣地から撤退し始めた時期と一致する。
ロシア軍は標的をクリンキーのウクライナ軍からヘルソンのドニプロ川西岸の広い地域へ切り替えた可能性があるという。
アナリストらは、ロシア軍が多数のドローンを配備している理由はいくつかあるもののその一つは、攻撃を継続していることを示し、他の戦線に移動させられるのを避けるためだと指摘する。また、新しいドローンを試しているとの見方も示す。