ジョージアで新大統領就任、退任の親EU派は自身の「正統性」主張

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ジョージアで新大統領に就任したミヘイル・カベラシビリ氏=29日/Irakli Gedenidze/Pool/Reuters

ジョージアで新大統領に就任したミヘイル・カベラシビリ氏=29日/Irakli Gedenidze/Pool/Reuters

(CNN) 旧ソ連構成国ジョージアで29日、元サッカー選手で右翼政党「ジョージアの夢」の元議員ミヘイル・カベラシビリ氏(53)が大統領に就任した。大統領の選出をめぐっては、親ロシア派と親欧州連合(EU)派が激しく対立していた。

西側諸国への批判的な立場で知られるカベラシビリ氏は首都トビリシの議会で宣誓した。カベラシビリ氏は「私を好きかどうかに関係なく、みなさんの大統領になる」と述べ、ジョージアの人々に対しては、共通の価値観と相互尊重の原則、一緒に築く未来を中心に団結するよう訴えた。

10月の議会選ではジョージアの夢が54%の得票を得た。ジョージアでは今回初めて、大統領が国会議員らによる間接選挙によって選ばれた。野党側は大統領選出の手続きをボイコットし、カベラシビリ氏が唯一の大統領候補となっていた。

主要野党はカベラシビリ氏の大統領就任を非難。EUへの加盟を遅らせるという政府の決定は国民からの激しい反発を招いた。

親欧米派で退任するサロメ・ズラビシビリ前大統領は大統領官邸前で支持者に向けた演説を行い、強硬姿勢を維持し、大統領としての正統性は自身にあるとの認識を示した。

AP通信によれば、デモ参加者は、元サッカー選手というカベラシビリ氏の経歴を受け、レッドカードを使い抗議の姿勢を示した。

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