イスラエル極右閣僚、停戦合意発効前に辞任 残りの人質の解放は「武力」で

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記者会見に臨むベングビール国家安全保障相=16日/Oren Ben Hakoon/Reuters

記者会見に臨むベングビール国家安全保障相=16日/Oren Ben Hakoon/Reuters

(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスとの間で成立したパレスチナ自治区ガザ地区に拘束されている人質の解放と停戦をめぐり、イスラエルのベングビール国家安全保障相は19日、停戦合意が発効する直前に辞任を表明した。ベングビール氏は残りの人質について「武力行使」によって解放すべきだと述べた。

ベングビール氏はイスラエル人3人の解放を歓迎しつつ、人質の解放につながった取引を「降伏」に例えた。

ベングビール氏はX(旧ツイッター)への投稿で、イスラエル人3人の解放を喜びつつ、「我々は降伏ではなく、武力行使や燃料供給の停止、人道援助の停止によって、残りの人質が戻ってくることを期待する」と述べた。

ネタニヤフ政権からはベングビール氏のほかにも2人の閣僚が離脱した。こうした動きは、ネタニヤフ首相の連立政権を著しく弱体化させるとみられるが、必ずしも政権崩壊につながるわけではない。

これとは別に、やはり極右のスモトリッチ財務相は、人質解放と停戦をめぐる合意には反対する姿勢を示してきたものの、人質3人の帰還については「喜びでいっぱいだ」と述べた。

スモトリッチ氏は辞任していないものの、停戦合意の第1段階が終わった後に戦闘を再開しない場合には辞任すると強硬な姿勢を維持している。

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